正文 十 - 11

「ええ、それから八木先生がね、今日(こんにち)は御婦人のでありますが、がかような御話をわざわざ致したのは少々考があるので、こう申すと失礼かも知れませんが、婦人というものはとかく物をするのに正面から近を通って行かないで、かえって遠方から廻りくどい手段をとる弊(へい)がある。もっともこれは御婦人に限ったでない。明治の代(よ)は男子といえども、文明の弊を受けて少女的になっているから、よくいらざる手数(てすう)と労力を費(つい)やして、これが本筋である、紳士のやるべき方針であると誤解しているものがいようだが、これ等は開化の業に束縛された畸形児(きけいじ)である。別に論ずるに及ばん。ただ御婦人に在(あ)ってはなるべくただいま申した昔話を御記憶になって、いざと云う場合にはどうか馬鹿竹のような正直な了見で物を処理していただきたい。あなた方が馬鹿竹になれば夫婦の間、嫁姑(よめしゅうと)の間にる忌(いま)わしき葛藤(かっとう)の三分一(さんぶいち)はたしかに減ぜられるに相違ない。人間は魂胆(こんたん)があればあるほど、その魂胆が祟(たた)って不幸の源(み……(内容加载失败!)

(ò﹏ò)

抱歉,章节内容不支持该浏览器显示~

【为了使用完整的阅读功能】

请考虑使用〔Chrome 谷歌浏览器〕、〔Safari 苹果浏览器〕或者〔Edge 微软浏览器〕等原生浏览器阅读!

谢谢!!!

十 - 10目录+书签十 - 12